第21話は鳥組回というか悠希回。
前回と前々回はそれぞれ風と月のリーダーがそれぞれのリーダーの形を示すエピソードでしたが、今回はリーダー動向というよりは悠希の物語。
3話で悠希は親父の反対を押し切ってAiRBLUEに入所したことを話していました。
親父さんが声優になることを反対した理由には複数ありましたが、その中の一つに「店を手伝ってほしい」というモノがありました。
アニメ版ではあまり触れられていなかった気がしますが、悠希は実家のお店の看板娘としてお手伝いしていたので、それを続けてほしかったのがあったと思います。
結局悠希は親父さんの「手伝ってほしい」を断って、自分の夢を追いかけることにしたというのが第3話の裏話だったわけですね。
そして、その結果親父さんが過労で倒れてしまったことで負い目を感じてしまいます。
という訳で、声優を続けながら(多分今は母親一人で頑張ってる)お店の手伝いを両立しようとするのですが、そのせいでレッスンに遅刻したり、集中できなかったり、他の人についていけなくなったり・・・
悠希は4話で、ダンスのレッスンがうまくいっていないあいりに対して「気合いだよ、気合い!」と言うように、ことあるごとに「気合いで乗りきる」ことを口にしていました。
「気合いがあれば何でもできる!」
ってやつですね。
でも、自分は店の手伝いと声優業の両立をすることが出来ず、気合いだけではどうにもならないことが分かってしまいます。
自分が夢を追いかけて親父さんの「店を手伝ってほしい」お願いを断ったことで親父さんが過労で倒れてしまった。
そのため、悠希自身は両立できないなら親父さんのために自分の夢を諦める決断をしました。
でも、本心では夢を諦めたくない悠希。
本当に声優をやめるかどうかを巡って、メンバーと衝突することに・・・。
結果的には社長自ら悠希の親父さんと面会。
悠希の声優としての活動を知った親父さんは、悠希の声優になりたい夢を後押しすることになりました。
これまでは悠希に手伝ってもらう前提の人員配置だったから、思い切って人を雇えなかったのかな?
ともかく、悠希は声優に専念できるようになったようでめでたしめでたし。
個人的には、最後に社長が大人の対応で解決ってよりは、チームで突撃的に解決とかしてくれた方が好みではあったかな?
今回は3,4話との関連が強いエピソードだったこともあり、4話と比較すると悠希とあいりの立ち位置が逆というか、対比になっている感じがしますね。
それから、あいりの成長というか、考え方の変化みたいなのが見えるのが面白い(?)ところ。
柚葉も言っていましたが、悠希っぽいあいりでした。
それから、書いてて思ったことですが、19話の利恵回と、20話の美晴回はそれぞれがリーダーの形を示す会になっていたのに対して、今回は普通に悠希回っぽいと最初に言いましたが、
あいり回の4話が悠希のリーダーの形を示す回だったのかな?
と思いました。
メンバー(あいり)のために、あれこれ画策したり、当人と向き合おうとしたり、
そんな姿が利恵や美晴とはまたちがった一つのリーダーの形だったのかな?と思いました。
コレ好き。
シリアスなのになんかシュールでいい!