夏の昆虫と言えばカブトムシ!
日本中(一部地域を除く)そこらへんにいる昆虫なので、飼育するのにも難しいことはありません。
よくホームセンターなどで見かける通り、土と餌さえあればどうとでも飼育可能ですが、ひと夏の飼育のみではなく、卵をふ化させて、幼虫から育ててみませんか?蛹になって、それが羽化したら結構感動します。
今回はその点を踏まえてカブトムシの飼い方を紹介します。
飼育マットについて
カブトムシを飼育する土ですね。カブトムシの幼虫はこの土を食べて成長しますので、卵を産ませたい場合はちゃんと入れておきましょう。
土の深さは深い方がいいですが、カブトムシのオスはパワーが強いので、土の表面と蓋があまりにも近いとこじ開けて脱走しますので、しっかりと空間を確保しましょう。登り木などを設置する場合も同じです。卵を産ませるためには10㎝程度の深さは欲しいですね。
ホームセンターに行けば色んな種類の土がありますが、注意が必要なのは幼虫飼育用のものとそうでないものがあるということです。
主に消臭タイプのものは幼虫の飼育を想定したものになっていなことが多いです。しかっりと幼虫飼育用であることを確認しましょう。
上の写真は「若葉マット」というもので、安価で量も多いですが個人的な経験ではあまり食いつきがよくなく、大きく育たないこともあるので、何十匹も孵化させるのでなければ、腐葉土をお勧めします。
成虫の飼育中は基本的には交換する必要はありませんが、卵を産んだら新しいマットに移してあげましょう。
餌について
餌については困ることはないでしょう。ホームセンターなどで売っているカブトムシ用のゼリーでOKです。
カブトムシは食べる量が多く、1日で1カップ食べきったりしますので、複数飼育する場合は注意が必要です。
バナナ等をあげてもいいですが、マットが汚くなり易いので個人的にはあまり好きではないです。
多数飼育の場合
メス個体は複数匹を同じケースに入れても問題ないです。
オス同士の場合、すぐに喧嘩してしまうので小さめのケースで良いので一匹ずつ飼育するのが良いでしょう。
オス、メスのペアの場合も、交尾を繰り返してしまうとメスが疲れて卵を産む前に死んでしまうことがありますので、数日のみ一緒に入れて、メスは孵化用のケースに移すのが良いでしょう。
卵が産まれたら・・・
メスは土に潜って、白い数ミリ程度の卵を産みます。
ケースの外からでも見える場合があるのでしっかり観察しましょう。
卵は1週間程度で孵化しますので、土が乾かないように気を付けて放置しましょう。
日本中その辺にいる虫ですので、あまり気を配る必要はありません。
幼虫が育ってくると土の上にも糞がたまってくるようになります。
そうなったら土を交換してあげる程度で良いでしょう。
その他注意点
カブトムシはセミやキリギリスのような派手な鳴き方はしませんが、「ギュッ、 ギュッ ギュッ 」と翅をこするような音を発します。
また、かなりパワーで飼育ケースをたたきます。
結論、意外とうるさいです。
直射日光には気を付けて、寝室からは離れた部屋で飼育しましょう。